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リース車デメリット6選|契約前に知っておきたい注意点を解説

梶田 誠一 / 更新:2026-06-24
リース車デメリット6選|契約前に知っておきたい注意点を解説
リース車は本当に損なのか。結論から言えば、リース車のデメリットは「車が自分のものにならない」「途中でやめられない」「使い方を制限される」の3つに集約されます。これが許せるかどうかで向き不向きがはっきり分かれます。
  • リース車の所有権はリース会社にあり、契約終了時は返却が原則。
  • 中途解約は原則できず、解約時は違約金(中途解約金)が発生することがある。
  • 走行距離制限を超えると追加精算金がかかる。
  • 返却時に原状回復費用や残価精算で追加負担が出ることがある。
  • 月額は安く見えても、総支払額では購入より割高になる場合がある。

私は税理士として、社用車をリースにするか購入するか、経営者と一緒に見積書を並べて何度も検討してきました。正直に言うと、数字だけ見て「リースは損」と切り捨てる人ほど、後で「契約をちゃんと読んでおけばよかった」と言います。

この記事では、リース車のデメリットを一つずつ分解し、どれが避けられてどれが避けられないのかを、現場の感覚で仕分けします。

リース車デメリットの結論

カーリース専門家が解説「カーリースやめとけ」と言われる理由
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リース車の最大のデメリットは、車が最後まで自分の資産にならないことです。

カーリースは「リース契約」であり、所有権は原則としてリース会社側にあります。利用者は車を借りて使う立場で、契約終了時には返却が基本です。

この一点を理解しているかどうかで、走行距離制限も残価精算も原状回復も、すべて「なるほど、だからか」とつながって見えてきます。

1.これだけある!カーリースのデメリット

カーリースのデメリットは大きく7つに整理できます。

1.これだけある!カーリースのデメリット

複数のリース事業者が共通して挙げているのが「中途解約できない」「走行距離制限」「残価精算」「原状回復」の4点です。ここに「総額が割高」「カスタマイズ制限」「自分のものにならない」を加えると、よく語られる論点はほぼ網羅できます。

カーリースの主なデメリット一覧
デメリット内容
総支払額が割高月額に税金・諸費用・リース会社の利益が乗るため長期では高くなり得る
走行距離制限月または年単位で上限が設定され、超過で追加精算金が発生
カスタマイズ制限改造・カスタマイズが原則制限される
事故時のリスク返却を前提とするため原状回復や精算の負担が大きい
中途解約不可原則解約できず、解約時は違約金が発生することがある
所有権がない車はリース会社の資産で、契約終了時は返却が基本
残価精算返却時の査定が設定残価を下回ると差額を負担する場合がある

総支払額が高くなることがある

リースの総支払額は、購入より高くなる場合があります。

月額料金には車両費用だけでなく、税金・諸費用・リース会社の利益やサービス費用が含まれます。そのため長期では割高になり得ます。

見落としがちなのが、月額表示と総支払額が一致しない点です。月々が安く見えても、契約全体で足すと負担が大きくなることがあります。

月額料金に含まれる費目としては、自動車税(種別割)や自動車重量税などが挙げられます。ただし含まれる範囲は契約内容や会社ごとに異なります。

月額の安さだけで判断しないこと。契約年数を掛けた「総支払額」で購入と比べるのが鉄則です。

走行距離の制限がある

【要注意】カーリースのメリット、デメリットを徹底検証!損しない為のカーリースの使い方とは?
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カーリースには走行距離の上限が設定されることが多く、超えると追加精算金が発生します。

制限の単位は月ごと、または年ごとで設定されることがあります。具体的な上限は契約ごとに異なり、一律の公的基準はありません。

私の経験では、毎日決まったルートを走る営業車なら年間走行距離が読みやすく、この制限はほとんど問題になりません。逆に、休日に遠出が多い使い方だと超過リスクが一気に上がります。

クルマのカスタマイズが制限される

リース車はカスタマイズや改造が原則制限されます。

クルマのカスタマイズが制限される

契約満了時には原状回復が必要になることがあり、サービスによっては改造自体が認められない場合もあります。

純正のまま乗りたい人には問題になりません。ホイールを替えたい、内装をいじりたいという人には、ここは正直に言って向いていません。

事故を起こしたときのリスクが大きい

事故による傷や汚れは、返却時の原状回復費用としてのしかかります。

契約満了時に車を返却する際、事故・傷・汚れなどで契約時の基準を満たさないと、追加費用の対象になり得ます。

自分の車なら多少の傷は気にせず乗り続けられます。借りている車だと、その傷が最後に費用として返ってくる。ここがリース特有のストレスです。

契約期間の途中で解約することができない

【注意!!】メリットだらけのカーリース…実はデメリットだらけです…【ずんだもん&ゆっくり解説】
【注意!!】メリットだらけのカーリース…実はデメリットだらけです…【ずんだもん&ゆっくり解説】

カーリースは中途解約が原則できず、解約する場合は違約金が発生することがあります。

解約時には、残りのリース料相当額などを含む違約金・中途解約金が発生することがあります。

これが一番の落とし穴だと私は思っています。転勤、廃業、ライフスタイルの変化。数年先を完全に読める人はいません。契約期間は「絶対に乗り続けられる年数」で設定すべきです。

契約年数は短めから検討するのが安全。先が読めないのに長期契約を結ぶのが、後悔の最大要因です。

クルマは自分のものにならない

リース車は契約終了時に返却するのが基本で、自分の資産にはなりません。

クルマは自分のものにならない

車はリース会社の資産です。利用者はあくまで借りて使う立場です。

長く同じ車に乗りたい人、最後は手元に残したい人には、この前提が合いません。逆に「数年で乗り換える前提」なら、所有権がないことはデメリットになりません。

クルマの返却時に残価精算が行われることがある

契約方式によっては、返却時に残価精算が発生します。

返却時の査定額が契約時の設定残価を下回ると、その差額を利用者が負担する場合があります。

残価を高く設定すると月額は下がりますが、返却時に差額を請求される可能性が上がります。残価精算のない「クローズドエンド方式」かどうかは、契約前に必ず確認したいポイントです。

2.カーリースのデメリットはなぜ発生するのか

【注意喚起】メリットしかなさそうなカーリース、実はデメリットだらけです【ゆっくり解説】
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これらのデメリットは、すべて「車がリース会社の資産である」という一点から生まれます。

走行距離制限も、カスタマイズ禁止も、原状回復も、残価精算も、根っこは同じです。会社の資産を一定の価値で返してもらう必要があるから、条件が付くのです。

つまり、デメリットは「意地悪な条件」ではなく、仕組み上どうしても出てくるもの。ここを理解すると、避けられるものと避けられないものの線引きができます。

クルマは契約者の希望に沿って購入したもの

リース車は、契約者が選んだ車種・グレードをリース会社が購入し、それを貸し出す形です。

クルマは契約者の希望に沿って購入したもの

自分の希望どおりの一台が用意されるのに、所有権は会社にある。この「自分仕様なのに自分のものではない」というねじれが、リース車のデメリットの本質です。

だからこそ判断基準はシンプルです。所有にこだわらず、決まった年数・決まった使い方で乗るなら、リースのデメリットの多くは無害になります。私が顧問先に説明するときも、まずこの一点から確認します。

よくある質問

リース車のデメリットについて、読者からよく聞かれる質問にまとめて答えます。

よくある質問

リース車デメリットとは?
主に「車が自分のものにならない」「中途解約が原則できない」「走行距離制限がある」「返却時に原状回復費用や残価精算が発生することがある」「総支払額が購入より割高になる場合がある」の5点です。いずれも車がリース会社の資産であることから生じます。
リース車デメリットの費用は?
中途解約時の違約金(残りのリース料相当額などを含む)、走行距離の超過精算金、返却時の原状回復費用、設定残価を下回った場合の残価精算の差額などが該当します。金額は契約内容や会社ごとに異なるため、契約前に条件の確認が必要です。
リース車デメリットの始め方は?
デメリットを減らすには、契約前に「中途解約の条件」「走行距離の上限と超過料金」「残価精算の有無」「原状回復の基準」の4点を見積書で確認することが出発点です。契約年数は無理のない短めから検討すると、転勤や廃業などのリスクに対応しやすくなります。

最後に率直な一言を。リース車は「損か得か」で語られがちですが、本当の分かれ目は数字より使い方です。所有にこだわらず、数年単位で計画的に乗る人にとっては、デメリットの大半は気にならなくなります。契約書の4点だけは、面倒でも自分の目で確かめてください。

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梶田 誠一は「社用車・カーリースナビ」編集部のペンネームです。公式サイト・法令・統計などの公開情報をもとに記事を作成しています。内容の誤りや古い情報は、運営者情報ページの連絡先までお知らせください。

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